資産運用

今さら聞けないNISAの話。種類と特徴、口座開設の注意点までわかりやすく解説します。

皆さん、NISAはもう活用していますか?

一口にNISAといっても、仕組みが複雑だったり、色々種類があったりと理解するのが難しいですよね。

そこで今回は、今さら聞けない!と悩んでいる方向けに、NISAの種類や特徴、証券会社の選び方や口座開設時の注意点などをわかりやすく解説したいと思います。

はじめてのNISA選びの参考になれば嬉しいです。

 

NISAとは

NISAとは、「Nippon Individual Savings Account」の頭文字を合わせた言葉です。

イギリスのISA(個人貯蓄口座)を参考にした日本版個人貯蓄口座という意味の、少額投資非課税制度です。

NISAには

  • 一般NISA
  • つみたてNISA
  • ジュニアNISA

の3種類があります。

「NISA」という言葉には、上記3つを合わせた少額投資非課税制度全体を指す場合と、一般NISAのことを表す場合があり、混同しやすい原因になっているかなと感じています。

 

少額投資非課税制度の仕組み

そもそも、少額投資非課税制度とは一体なんなのでしょうか?

通常、資産運用で得られた売買益は約20%の課税がなされます。

例えば10万円の利益が出たら、2万円は税金として納めなければならない計算となり、8万円しか受け取ることができません。

しかしNISA口座での取引なら、この課税がなくなり、10万円の利益を出したらそのまま10万円を受け取ることができます。

「1人あたりこれくらいの投資額までは税金を取らないから、みなさんどんどん投資をしてお金を増やしてくださいね!」という政府の政策の1つです。

 

NISAの種類と特徴とは

NISAには、一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAの3種類があり、それぞれ特徴が異なります。

自分の資産や運用プランに合わせて、ぴったりのものを選ぶことが重要です。

 

一般NISA

一般NISAは年間120万円の非課税枠が毎年追加されて、非課税期間は5年間となることから、最大600万円までの非課税投資が可能です。

運用できる金融商品は、国内外の株式、ETF、REITや、投資信託など様々です。

株主優待を得たり、積極的な運用で売買益を狙いたい方はNISAを選択しましょう。

REITって何?REITに関する詳しい内容は、こちらの記事で紹介しています↓↓↓

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つみたてNISA

つみたてNISAは年間40万円の非課税枠が毎年追加されて、非課税期間は20年間となることから、最大800万円までの非課税投資が可能です。

運用できる金融商品は、投資信託のみです。

株主優待や分配金が得られるような投資は行えませんので注意が必要です。

非課税期間が20年と長いため、ローリスクでじっくり時間をかけ、確実に増やしたい方はつみたてNISAを選択しましょう。

これからお金を貯めていこう!と思っている方にもおすすめですよ。

投資信託に興味がある方や、1度にまとまった資金を投資する予定のない方は、運用期間の長いつみたてNISAの方がお得です。

投資信託についての詳しい内容は、こちらの記事で紹介しています↓↓↓

https://manekatsulabo.com/investment-trust/

https://manekatsulabo.com/investment-trust-choice/

 

ジュニアNISA

ジュニアNISAは0-19歳までが利用できる制度です。

年間80万円の非課税枠が毎年追加されて、非課税期間は5年間となることから、最大400万円までの非課税投資が可能です。

ジュニアNISAには、18歳まで資金を引き出すと課税されてしまうというデメリットがあります。

我が家では、ジュニアNISAではIPO株投資と、資産運用で得た利益の再投資で利用していますよ。

IPO株投資についての詳しい内容は、こちらの記事で紹介しています↓↓↓

https://manekatsulabo.com/ipo-merit/

https://manekatsulabo.com/ipo-start/

 

NISAの始め方

NISAを始めたい!と思ったら、まず何から行えばよいのでしょうか?

まず最初に行うことは、証券会社にNISA口座を開設することです。

20歳以上であれば一般NISAかつみたてNISAのどちらかを、0-19歳であればジュニアNISA口座を、1人1口座のみ開設することができます。

口座を複数開設したり、複数の金融機関に振り分けて保有することはできません。

証券口座もNISA口座も開設はインターネットから申し込みができますので、同時に行うと簡単でスムーズです。

 

NISA口座開設におすすめの証券会社

NISA口座を開設する金融機関は1か所しか選べませんので、どこに開設するかが重要です。

とはいっても、後で変えたくなったときは年に1回変更のチャンスがありますので、そこまで思い悩む必要はありませんよ。

おすすめの証券会社の条件とはどんなものでしょうか?

私の場合は、

  • 手数料の安さ
  • 取扱銘柄数
  • 使いやすさ

などに着目して証券会社を選びました。

私がおすすめする証券会社を3つご紹介しますので、参考にしてくださいね。

 

楽天証券

つみたてNISAを利用するなら、楽天証券がおすすめ。

楽天証券は

  • 手数料が無料
  • 信託手数料がかからない「ノーロード」の銘柄数が豊富
  • 楽天スーパーポイントが利用可能(楽天ポイント投資)
  • 投資信託の購入にクレジットカード決済が可能

という楽天ならではのお得なサービスもあり、とても魅力的な証券会社です。

投資信託の購入をクレジットカード決済すると、購入金額の1%分のポイントが付与され、楽天市場での買い物ポイントが+1%となります。

つみたてNISAの非課税枠40万円を全てクレジットカード決済で積み立てていくと、1年で4,000ポイント、20年なら80,000ポイントも付与されます。

これだけでもとてもお得ですよね。

つみたてNISAなら、楽天証券+楽天カード1択!というレベルです。

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楽天証券を利用するなら、楽天銀行もセットで利用すると普通預金金利がメガバンクの100倍になってお得ですよ。

楽天銀行についての詳しい内容は、こちらの記事で紹介しています↓↓↓

https://manekatsulabo.com/rakutenbank-merit/

 

SBI証券

一般NISAを利用して国内株やREITで株主優待や配当金を狙うなら、手数料無料で取り扱い銘柄数が多いSBI証券がおすすめ。

住信SBIネット銀行との提携サービスである「SBIハイブリッド預金」を利用すれば、ほぼリアルタイムで入金できるため便利ですよ。

住信SBIネット銀行の便利すぎるサービスについては、こちらの記事で詳しく紹介しています↓↓↓

https://manekatsulabo.com/sbi-netbank/

 

マネックス証券

連続増配企業が多い米国株の取引に興味がある方は、米国株の取り扱い銘柄数No.1のマネックス証券がおすすめです。

米国株は手数料が高いというデメリットがありますが、マネックス証券なら「米国株取引デビュー応援」で取引手数料を全額キャッシュバックしてくれます。

2019年7月から、米国株売買の手数料がグンとお得になりましたので、米国株投資を始めるならチャンスですよ。

米国株投資については、こちらの記事で紹介しています↓↓↓

https://manekatsulabo.com/us-stocks/

 

NISA口座開設時の注意点とは?

証券会社も決まり、いよいよNISA口座を開設する際に、後々損や苦労をしないために気をつけておきたいポイントがいくつかあります。

 

証券口座は「源泉徴収ありの特定口座」で開設

NISA口座を開設する場合、セットで証券口座の開設も行います。

証券口座には

  • 一般口座
  • 源泉徴収なしの特定口座
  • 源泉徴収ありの特定口座

の3種類がありますが、毎年自分で確定申告を行なっている方や納税に関する詳しい知識がある方を除き、無難に「源泉徴収ありの特定口座」を選ぶことをおすすめします。

もちろん我が家でも、証券口座は全て「源泉徴収ありの特定口座」にしています!

 

配当金等受取方式の設定

NISA口座を開設する際は、配当金等受取方式を必ず、「株式数比例分配方式」に設定しましょう。

配当金等受取方式とは、そのままですが配当金の受け取り方の設定です。

株式数比例分配方式とは、証券口座で受け取る方法です。

銀行や郵便局でも配当金を受け取ることは可能ですが、「株式数比例分配方式」以外に設定してしまうと、配当金に課税されてしまいますので注意してください。

どの証券会社でも必ず確認されると思いますので、「源泉徴収ありの特定口座」と「株式数比例分配方式」はセットで覚えておきましょう。

 

いくらあれば始められる?

投資にはまとまったお金が必要!と思っている方が多いのではないでしょうか。

私も始めるまでは、「最低でも10万円、普通は100万円くらいなくちゃダメなんでしょ⁉︎」って思っていました。

 

つみたてNISAの場合

つみたてNISAでの楽天のポイント投資なら、投信積立は100円から5万円まで設定が可能です。

つまりは100円から投資ができるということです。

楽天証券とSBI証券では100円から、それ以外は1,000円から積み立てを行うことができます。

楽天証券でポイントを併用して投資を行う場合、保有ポイント数によってはポイントだけで投資を行うということも可能です。

 

一般NISAの場合

一般NISAでの現物株式の購入の場合、基本は100株単位での取引となりますので、最低でも何万円かの資金が必要となります。

例えば株価300円であれば3万円必要です。

中には株価1ケタという企業もありますので、そのような超小型株であれば100株でも1,000円以下で購入できます。

また非課税枠は複数トレードで利用することも可能ですので、非課税枠を使い切るには何も資産が120万円必要なわけではありません。

株価300円で購入して310円で売却するというのを1年間で40回繰り返すことができれば、トータルで120万円分を購入し、124万円で売却したことになります。

この場合、必要資金は3万円、年間利益ーは4万円、年利約3.3%です。

取引手数料がかからなければ、理論上は可能です。

1銘柄でこれを実行するのは無理がありそうですが、資金9万円で3万円×3銘柄、資金30万円で3万円×10銘柄といった方法もできるということです。

非課税枠は翌年繰越や再利用ができないため、計画的にトレードを行いましょう。

 

節約で投資に回せる余裕資金を増やすのが基本!

とはいっても、投資の資金は生活費を節約して貯蓄を増やし、貯蓄の中の余裕資金で行うのが原則です。

まずは家計管理をしっかり行って、安心して投資に回すことができる資金作りから始めましょう。

生活費の節約を行うなら、光熱費や保険などの固定費から節約するのが効果も高くおすすめですよ。

固定費削減方法については、こちらの記事で詳しく紹介しています↓↓↓

https://manekatsulabo.com/saving-fixedcost/

節約で浮いたお金を確実に貯蓄に回す方法は、こちらの記事で詳しく紹介しています↓↓↓

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まとめ

NISA(少額投資非課税制度)は個人向けの投資制度で、売買益や配当金から税金が引かれずに全額受け取ることができるとてもお得で魅力的な制度です。

積極的に運用していきたい方は一般NISA、ローリスクでじっくり確実に増やしたい方にはつみたてNISAがおすすめです。

やってはみたいけど、結局よくわからない…という方は、楽天証券でポイント投資から始めてみるのがおすすめです。

投資は時間を味方につけて、じっくりお金を増やす仕組みです。

悩んでいる時間がもったいない!

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よこしま
よこしま
育児をしながらフルタイムで働くワーキングマザーです。//ゆるめの節約術を取り入れながら、資産運用も取り入れて家族の大切なお金を守っています。「ずぼら主婦」の私でもできたゆるゆる節約法や頑張らない貯蓄法、初心者向けの投資法などを発信。